エステティシャンという仕事は、女性の美と健康に関わる仕事です。女性が手に職をつけるには最高の仕事だと思います。
喜ばれ、信頼され、感謝され、「ありがとう」と言ってもらえる仕事。そして、長いお付き合いができる仕事です。
エステティシャンは、今現在日本では国家資格ではない為、たった3日間ぐらいの講習で技術と知識を習得し、開業できるのが今の日本の現状です。
海外では国家資格になっている国があり、日本ではエステティシャンの社会的地位は高くはありません。
日本での資格ってあくまでも民間資格になります。海外で国家資格を取ったと言っても日本ではあまり関係ありません。
関係あるとすれば、【ちゃんと勉強してる人。】という価値。
だから、今は1日しかエステの講習受けてない人でも、2年間専門学校に通って、日本のエステの資格を取った人でも、明日から開業できるという業界です。
えー!そうなの?って感じる人もいると思いますが、そうなんです。でも、頭のてっぺんから足のつま先まで生身の体に触れてケアできるのは、エステティシャンやセラピストしかありません。すごい仕事なんですよ!女性が誇りを持ってつける仕事です。
でも実は、どの業界でもそうですが、【資格を取るための勉強】に過ぎないので、本当のスタートはスクール卒業後となります。
勉強中って、何のためにこれをやるのかわからないまま、組まれたカリキュラムを学びます。でも、卒業してから、初めてこういう意味だったんだとわかるものですよね。
でも、資格を取るために勉強したことってその時は夜も寝ずに、勉強して暗記して試験に臨むんですけど、その後は結構忘れてるあってことありません?
私の息子も柔道整復師の資格を取りましたが、もう忘れたと言ってました( ̄▽ ̄)でも、必要な時にもう一度テキストを見直すと、あ、そう言えばそうだったな。とか、思いだしますよね。
だから何が言いたいかというと、基本を学ぶことは大前提。でも、卒業してからが学びのスタート。
スクールを卒業したからと言ってすぐにお客様から支持されるエステティシャンになれるかと言えばそうではありません。
例えばエステサロンやリラクゼーションサロンの予約をする時に、「上手い人でお願いします」って言いませんか?決して「資格を持ってる人でお願いします」とは言いませんよね?
なので資格ってお客様にはあまり関係ないんです。(もちろんお医者様や治療家は違います。体を治すという命の責任があられるからです。)
だから、何処で誰に習うか?って凄く重要になるんですよね。例えば、スクールを卒業して現場経験2年もやってない先生から学ぶのと、現場経験10年で自分のサロンを持ってて繁盛してる先生から学ぶのと、どちらがいいと思います?
それぞれ、伝える内容も技術も変わってきますよね。でも、専門学校は資格を取るための学校なので、資格を取りたい方は専門学校へ行って学ばれることをお勧めします。幅広い知識を得れると思います。だいたい2年間で200〜300万くらい。
技術力を身に付けたいなら、技術に特化したスクールは沢山あるので、いろいろ調べて見られるといいですし、説明会や体験会などがあれば参加してみてください。講習料は低額から高額までピンからキリです。
ただ、高い講習料を払って受講し、その後独立。経営が上手くいかず、閉店というサロンを沢山みてきました。
出来れば、何処かに就職して現場で接客もカウンセリングも身につけてからの方がいいです。技術を習ってすぐ独立は考えない事です。
簡単に開業できますが、そんな簡単なものでもないという事です。これはどの業界でもそうだと思いますが、特にエステティシャンは、肌と肌を触れ合わす仕事。自信のなさや感情や全てが通じやすい職業と言えます。お客様は、心も体も任せることができるエステティシャンに委ねたいと思うからです。
技術に特化したスクールは、一長一短があるので、そのスクールの特性をわかって受講したほうがいいと思いますが、まずは何を学びたいのかを明確にする事です。①技術②経営③カウンセリング④解剖学⑤栄養学⑥皮膚理論
⑦独立開業サポート
など、出来れば現場で何が必要なのかを自分の棚卸をして明確にしてからのスクール探しがベストですね。
必ず、どのスクールにも「強み」が存在するはずです。
太古の昔、女性は神に一番近い存在だったといわれています。女性は子宮を持ち、生まれ持った母性を持ち合わせています。
お腹が痛い子供に、お母さんが手でお腹をさすると不思議と痛みが治まったり、お母さんに頭をなでられると嬉しかったり。
母なる大地と言われるように、女性の手には地球を癒す力があります。女性はもっともっと輝くべきだし、それをサポートできるのがエステティシャンの仕事だと思うのです。
このストレス社会で女性の役割はとても大きいと感じています。これからエステティシャンを目指したいと思う人たちへ、このブログが少しでもお役に立てれば嬉しいです。