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マウスピースをはめている人の特徴と体の不調との関係性

最近、歯医者で急増しているのがマウスピースをはめなければいけない患者さん。

自分の歯で自分の歯を削ってしまう。(歯ぎしり)中には、自分の歯で自分の歯を砕いてしまう。(歯に亀裂が入る)

このブログを読んでくださってる方の中にも、心当たりのある方もいるのではないでしょうか?

マウスピースをはめている人のよくある体の特徴

まず、そのような方の体の特徴として、

☑️頭がガチガチ
☑️ドライアイや充血
☑️口が開けにくい
☑️首が凝る
☑️頭痛
☑️口を開けるとコキっと音がする

などの症状が関連して出ています。それはなぜなのか?紐解いていきましょう。

マウスピースと関連して出てくる体の不調の原因とは

これには咀嚼筋という頭部の筋肉が深く関係しています。咀嚼筋の主な筋肉は側頭筋、咬筋があります。

この二つの筋肉は顎関節を交差するようについている筋肉で、咀嚼筋というだけあって、口に入れた食べ物を噛み砕く時に使う筋肉です。
親指をエラのところに、四指をこめかみにつけて噛んでみるとポコポコと動くと思いますがそれが側頭筋と咬筋です。

ポコポコと表現しましたが、咬むとその筋肉が縮んで太くなるのでそういう動きが出るんです。要は咬むと筋肉が縮むんです。

わかりやすくいうと、力こぶを出すためには、腕を曲げてグッと力を入れますよね?すると、硬い力こぶになる。これは、上腕二頭筋という筋肉を縮めて硬くすることで大きな力こぶになる。これと同じ理屈です。

ということは、マウスピースをはめてる方は、寝てる間も噛み締めて、咀嚼筋を硬く緊張させてる状態ということになります。

さらに、朝起きたら顎が痛いという症状までも出てしまうのです。だから、マウスピースをはめてる方の特徴で1番多いのが「頭がガチガチ」の方なのです。

顎関節を交差するように付いている咀嚼筋(側頭筋と咬筋)が硬くなると口が開けにくくなるというのも、この理由です。

咀嚼筋の他の働き

咀嚼筋は食べ物を噛み砕くための働きではなく、他にもあるのをご存知でしょうか?

「咀嚼する」というのは、物事を咀嚼して理解する、噛み砕いて教えてくださいなど言葉の表現にも使われるように、咀嚼とは物事を考える時に用いる言葉です。

と言うことは、何か物事を考える行為は、咀嚼筋を使う事に繋がるのです。なので、常に何かを考えてる人は噛み締めていると言う事です。

仕事や人間関係、家族の事、家事の段取りなど、やらなければいけない事、毎日ずーっと考えてますよね。

パソコンやスマホを使って何かを検索している時にも考えながら検索してるので、噛み締めてます。今度、気をつけて自分を観察してみてください。必ず噛み締めてる自分に気がつくと思います。

噛みしめはストレス社会における深刻な現代病

それが、楽しいことを考えているなら良いのですが、ストレスを抱えながら物事を考えてると、噛み締めがキツくなってきます。これは、悔しいとか頑張らなければいけない場面とか「歯を食いしばって頑張る」と言う表現からもその意味がわかると思います。

ストレスといっても力仕事や肉体労働などの肉体的ストレスも入ります。多分、このブログを見ている8割以上の人が該当するのではないでしょうか?

ほとんどの方が咀嚼筋が緊張していることを表してます。これは、ストレス社会における深刻な現代病だと私は思っています。

これが日常的に蓄積されると、頭が痛い、まぶたが痙攣したり、首や肩こりの慢性的な痛み、呼吸がしにくいなどの症状として現れてきます。

さらに、側頭部は頭のデトックスルートと呼ばれ、硬くこわばったままだと、老廃物の排泄が出来ず、顔がむくんだり、血流が悪くなる為、肌が乾燥したり、くすみも起こるのです。

最近、顔がくすんで、日焼けしたのかな?と言うくらい顔が黒ずんで見えるのは、血流が悪くなった事による鬱血の場合かもしれません。

なので、まずは咀嚼筋をホームケアでほぐしてみてください。

毎日できる咀嚼筋のマッサージ方法

咀嚼筋が硬くなると顎関節の動きが悪くなり口が開けにくくなりますね。咀嚼筋をほぐすと、開かなかった口が大きく開くようになるのは、筋肉を緩めたことで、顎関節の動きがよくなるからです。

さらにデトックスルートの流れを良くするので老廃物の排泄もスムーズになり、くすみが消えて透明感が復活しますよ。

まずは、こめかみから耳の上の筋肉(側頭筋)と、エラの筋肉(咬筋)をグーを作って、グリグリとマッサージする習慣をやって見てください。

マウスピースをはめてる方や、口が開けづらい、顎が痛い、頭がガチガチと言う方はぜひ習慣にすると良いですね。

次回は、「頭が硬いと集中力がなくなる」ことを書きたいと思います。