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ストレッチでお腹がつった。つる理由と解消法

こんにちは、湯之上です。

今回のテーマは「ストレッチをするとお腹がつる」という方に向けて、「ストレッチ時にお腹がつる理由」をお伝えしていきたいと思います。

というのも、私の経営するエステサロンに通って頂いているお客様からやツイッターなどに頂く相談(または質問・疑問)の中に「ストレッチをするとお腹がつる」という方が非常に多かったからです。

ですので、今回はそういった相談(または質問・疑問)にお答えしていきたいと思います。

では、早速本題に入っていきたいと思うのですが、その前にまだ私の事を知らないという方もいらっしゃると思うので、簡単な自己紹介だけさせてください。

私は今年で業界21年目の現役エステティシャンです。中卒でエステ業界に入って気付けば21年、約5万人以上もの方の身体に関わるありとあらゆる問題を解決してきました。そのため、今回のお話も「ストレッチをするとお腹がつる」という方のお役に立てるのではないかと思います。

それでは前置きはここまでにして、本題に入っていきましょう。

ストレッチするとお腹がつる理由

結論からお伝えすると、「冷えやミネラル、タンパク質不足ではないですか?」です。

なぜなら、筋肉がつるということは筋肉が痙攣している状態。筋肉が冷えていたり、硬くなった状態で無理に伸ばそうとすると反射的に縮もうとします。この時神経から「筋肉を収縮しなさい!」という命令が伝達され、筋肉が一気に硬くなってしまい痛みがでる。これが筋肉がつった状態です。

もう少し具体的にお話すると、お腹の筋肉がつるのは運動不足ほかにも、食生活や水分の摂取量なども関係します。特に女性に多い血行不良から腹部の冷えがあると、筋肉疲労を起こしやすく冷えて筋肉量が少ない、普段から動かしていないお腹を急に動かす事でつってしまいます。

食生活や水分量も大切

また、食生活が乱れている方や汗をたくさんかく方も要注意です。

ミネラルには筋肉の収縮を調節する働きがあります。このミネラル分が不足してしまうと筋肉が痙攣する原因になります。

現代人の食事は、タンパク質量が少なく糖質が多いです。これもストレッチや筋トレをする際にエネルギーとなる材料がない状態。そうなると、基礎代謝も上がりにくい状態になり急なストレッチや筋トレをしても体がついていかずに、筋痙攣=つる状態を作りやすくなります。

まずは、冷えを取るために常に体を温めておくこと。ミネラル分を豊富に取る。そして水分はこまめに摂る、体重20㎏に対して1ℓの計算でご自分の体重に換算してください。

そして、大切なタンパク質を摂取。タンパク質量は体重1㎏に対して1.5gが必要です。体重50㎏の人ならタンパク質量を75g摂る必要がありますね。

そんなに…必要なの?

ただ、こういった話をすると「そんなにタンパク質と水分が必要?」という意見を頂く事もあります。

とはいえ、つる理由には様々な原因がありますが、お腹にしても足のつりにしても、普段の食生活を見直す事が、まずは必要だと思います。

なぜなら、筋肉はタンパク質、糖質、水分でできていてそのうち約7割は水分です。大量に汗をかいたり水分量か減る事で筋肉は正常に働かなくなってしまい筋肉量は減りはじめます。

運動の仕方にもよりますが、有酸素運動をやり過ぎるとタンパク質がエネルギー源として分解されてしまいます。大量の汗をかくサウナなどは、筋肉から大量の水分が汗となって抜け落ちてしまいます。その結果どちらも筋肉量が減り基礎代謝が低下、血流が悪くなり、冷えがおこり太りやすくなる。そこへストレッチや筋トレをすることでお腹がつったりなどの筋痙攣を起こしてしまう。まずは日頃の食事を見直していく事が必要です。

ですので話を戻すと、私の結論としては「冷えやミネラル、タンパク質不足ではないですか?」というお話しでした。

今回のテーマは以上になるのですが、せっかくですので「効果的でしっかり伸ばすお腹ストレッチ」についても、合わせてお伝えさせて頂きますね。

やればやるほど、お腹のび〜るストレッチ

これも結論からお伝えすると、「意識して使う伸びるお腹ストレッチ」です。

なぜなら、お腹の筋肉は普段から使えている方の方が少なく、骨盤の位置によってもお腹の筋肉の使い方は変わります。1日5分意識して使う、伸ばす事でつりにくくもなりますし、伸びる事でお腹もスッキリします。

具体的には、お腹にはたくさんの筋肉があります。体幹筋と呼ばれる筋肉もあります。女性にはとても大切な役割の筋肉もあります。普段しっかり伸ばしておく事で、ストレッチやちょっとハードな筋トレをした時に効果を得やすくもなりますので、毎日の空き時間に伸びるストレッチを実践しましょう!

お腹のびーるストレッチ

あぐらの状態で座ります。あぐらがきつい方は足裏同士をくっつけて座ります。

右手を天井方向へまっすぐあげ、左真横に倒していきます。左手側は肘が床についている状態です。脇腹が伸びてるのを感じたら10秒キープ→元の位置に戻します。

左手も同様に行います。

次は倒す位置を先程の真横から少し斜め前方向に倒していきます。
倒す位置を少し変える事で伸びる場所が少し変化するのを意識しましょう。

ポイントは、倒す時にお尻が浮かない事。

呼吸を入れて行う事。倒す時に呼吸を吐くとより伸びますよ。

のびない…なんで?

ただ、こういった話をすると、「そんなに伸びないです」という意見を頂く事もあります。

とはいえ、筋肉使わないと動きませんし、伸ばさないと伸びません。ですが急激に伸ばすとつる、筋痙攣を起こすんだと思います。

なぜなら、皮膚の下には筋肉を包む筋膜と呼ばれる膜があります。姿勢不良や無意識な体のクセによって伸縮性がなくなってしまいます。筋膜は1枚のボディースーツのようなものです。関節や筋肉、骨格が圧迫されて可動域が狭まってしまってる状態。それを無理に急激に動かそうとしても筋肉は伸びてくれません。ゆっくりと自分の可動域の中で伸ばす事。そして呼吸を入れて伸ばす事。そうする事で今日より明日。明日より明後日の体の伸びは確実に変化していきます。

ですので話を戻すと、私の結論としては「意識して使う伸びるお腹ストレッチ」というお話しでした。

お腹がつる…まとめ

今回のテーマの『ストレッチをするとお腹がつる』をまとめていくと。

☑️冷えを取るために常に体を温めておくこと。

☑️ミネラル分を豊富に取る。そして水分はこまめに摂る、体重20㎏に対して1ℓの計算でご自分の体重に換算してください。

☑️筋肉の素となる大切なタンパク質を摂取。タンパク質量は体重1㎏に対して1.5gが必要です。

☑️1日5分お腹のびーるストレッチを毎日行う事。

お腹だけではなく、足がつるのも同じですね。体の外側だけからいくらアプローチしても、肝心な食生活がボロボロだと健康美は手に入れれません。特に食事は、食べる物で体は作られていますから意識して体に必要なものを摂取していくことが大切です。その上でストレッチや筋トレをすることで効果の実感ができるはずです。